土壌圏を中心とした環境中における物質循環・元素循環を明らかにすることを目的とし、それらを通して環境・食糧問題の解決に寄与する。現在は、地球温暖化や土壌肥沃性に関わる土壌有機炭素、窒素の化学構造・反応・機能・動態の解明に重点を置いている。
土壌圏を中心とした環境中における物質循環・元素循環を明らかにすることを目的とし、それらを通して環境・食糧問題の解決に寄与する。現在は、地球温暖化や土壌肥沃性に関わる土壌有機炭素、窒素の化学構造・反応・機能・動態の解明に重点を置いている。
人と自然との関わりの多層性・多義性に留意しその実態を把握・解明しグローバルからローカルまで、そのあり方を提言するため、特に森林など様々な土地での水循環の動態、および地域社会と災害脆弱性について探究する。
森林の保全と持続可能な利用を目指して、森林が創られ、発達し、維持されるプロセスやメカニズムを明らかにするため、森林群集の構造、動態、機能および樹木個体群の遺伝的変異、繁殖、生態生理、物質生産に関する研究を行う。
生態系を構成する様々な生物の生態特性や時空間的動態、生物間相互作用の解明を通して、森林・里山・都市緑地等、緑域生態系の保全方策を考究する。また、昆虫と微生物との共生機構と進化過程の解明を通して、生物多様性の創出・維持機構を明らかにする。
国際的な政策や地域における資源管理の視点から、人間による木材や非木材産物などの森林資源の管理・利用について明らかにすることにより、自然と人間が持続的に共生していくための仕組み、方策、制度について、社会科学的アプローチによって解明する。
木質系バイオマスの構成成分に関して有機化学的、生化学的、分析化学的な研究を行い、その化学的特徴・生合成機構・生体内での分布と役割を明らかにすると共に、機能性物質への変換を含めた新たな利用法を見出し、循環型社会における森林資源の高度活用を実現する。
生物圏における資源循環のうち、特に木質バイオマスの利用について、効率性を向上させるための基礎科学の確立を目指し、木質バイオマスがその特性を獲得する樹木生理活動を、主として化学的アプローチにより解明する。
効率的かつ持続的に森林資源を利用するための基礎科学を遂行する。とくに森林資源の物理的性質の発現機構の解明とその応用を目指す。用いる手法は物理学、化学、および生物学である。
持続可能な循環型社会の構築に資するため、木質バイオマスのマテリアル利用の高度化を目標とする。植物細胞から成る高次複合構造体の力学・物性解析、樹木・木質材料・木質構造の力学特性、木質化による環境設計と循環システムの構築に関する研究に取り組む。
農林水産資源および生物圏環境を対象とする先端計測システムや木質材料の精密機械加工プロセスの創出に関する研究を国際的に展開する。基盤となる学問領域は、木質科学、応用分光学、農業工学である。