「生命農学」の研究、食糧・生物資源の生産、生物産業で活躍する意欲と能力を育む教育カリキュラムを充実し、探究心と行動力を養う多様な教育システムを取り入れて、人格が触れあう活力ある教育体制を整えています。
全学教育科目として、あらゆる学問分野の基礎となる科目や教養科目が全学規模で配置されています。また、3学科に共通して必要な生物系・化学系の基礎科目や、食・環境・健康に関わる課題認識の基礎科目、情報教育科目などを配置し、基礎知識を習得します。
学科教育の導入として24科目からなる基礎的な専門科目を設け、学科ごとに必修科目を設定しています。必修科目に加えて、各自が希望する科目を選択して履修することにより、学科専門教育に向けた学習の流れが形成されると同時に、各自が多様な基盤形成をめざします。
さまざまな学問領域につながる専門科目の講義と実験実習、また専門横断的科目や各種資格の取得に必要な科目が学科ごとに配置され、生物の持つ機能の多面的な利用と技術開発に関する方法論や専門知識を学びます。特に実験実習では、充実した設備・機器を使った実地教育を通して、教員と大学院生の熱心な指導のもと、専門性を体得します。
希望する研究室に所属し、学生が主体となって卒業研究に取り組み、最先端研究の一端を担います。あわせて専門セミナーを通じて、学問分野の最先端の研究を理解する能力を養います。また、3年次の専門科目を発展させた科目を学ぶ機会もあります。
農学部4年間で、社会で活躍するために十分な内容を学べるようカリキュラムを組み立てていることは言うまでもありませんが、急速に進歩する生命農学分野をさらに深く学び、みずから積極的に研究にかかわり、専門家になりたいと考える学生には、大学院への進学の途があります。